ここ数日で読んだ4冊

 「ヘンな日本美術史」

ヘンな日本美術史

ヘンな日本美術史

 珍妙な絵を紹介した本かと思いきや、日本画家ならではの視点で、独特の画風の作品をわかりやすく論じたものであった。
 わざと遠近法をずらしたり、構図をはずしたりすることに、「味」を見出した先人たちのセンスとその説明の妙にグッときました。
 
 「リアさんて、どんなひと?」
リアさんて、どんなひと?―― ノンセンスの贈物

リアさんて、どんなひと?―― ノンセンスの贈物

 画家にしてノンセンス詩人、エドワード・リアの詩集。韻を踏むことに面白みのあるリメリック(5行ざれ詩)が、日本語訳でも面白いことにビックリ。
 著者よりも、訳者の言葉選びのセンスに感心することしきり。
 
 「JORGE JOESTAR
JORGE JOESTAR

JORGE JOESTAR

 舞城王太郎による「VS JOJO」第3弾を今頃読む。原作に登場しないジョースター2世を描いた作品、かと思いきや、パラレルな世界にジョジョ・シリーズのキャラが次々とブチ込まれてもう何が何だか。ボスキャラ総動員だし。
 著者らしいメタメタな世界に疲れた、というのがとりあえずの感想。
 
 「その本、読みたい! 低学年」
その本、読みたい!低学年―読みきかせ+ぷちブックトーク

その本、読みたい!低学年―読みきかせ+ぷちブックトーク

 子供たちにどんな本を読ませるべきか、結構悩ましい。小さい頃は絵本が好きだったけど、小学生になると他に面白いことが増えてきて、本を読むことへの興味がどんどん薄れていってるのを、なんとか止めたい思いが強いんですけど、まぁ難しいですねぇ。