本日の1本 アルティメット・バトル 忍者VS少林寺

kobbanova2005-01-17

 徳川埋蔵金の在処を記した地図を巡り、日本から遣わされた忍者と少林寺の達人が闘うカンフー映画です。2001年、中国産。いきなり話のあらすじをナレーションで説明してしまうオープニングはさておき、泣き笑いありのストーリー展開もレベルの高いアクションも悪くない。
 カンフーで悪い奴らと闘う子供たちがサブキャラとして登場するのですが、その子供が残忍な罠で悪人を殺害したり、逆に敵にやられて爆死したりとか、先進国の同系勧善懲悪ものでは考えられないシーンはさすが中国映画。
 しかし、この映画をC級たらしめてるのは、忍者役の中国人が話す「日本語」の台詞。中国映画にも関わらず、ちゃんと日本人役は日本語でしゃべってるのですが、それがもう思い切りな中国発音。ゼンジー北京みたいな、まるでコントのような台詞。それでシリアスな愛憎を演じられたりするんだから、悲しいかな笑いを抑えることができません。
 準主役の忍者の名前が「中田」てのもなぁ。世界的に通用する日本人名なのはわかるけど・・・。