本日の1枚 Paper Dolls

 階段の前を上っているミニスカートの女の子。うひょー!と思って顔を見たら・・・、なんてよくありそうな話ですが、今日のはあまりにヒドかった。
 だって、股下数センチの激ミニ(つまり階段だと丸見え)で歩いてた茶髪で若者なファッションに身を包んだ女性が、実は50歳代後半のオバハンだったんですから。
 聞けば上のフロアにある課に、昨年末くらいから雇われたアルバイトの人らしい。もうちょっと自分の年齢・容姿を弁えた服装をしてこいよ。ていうか、そんなオバハンをバイトに雇うなよ!

Paper Dolls House

Paper Dolls House

 ジャケで同様な体験をした盤です。ソフトロック本で見て恋焦がれていたジャケを実際手に取ると、実はかなりケバイ女性が並んでました。うーん。でも内容はいいですよ。
 トニー・マコウレイがプロデュースしたガールズ・ポップで、特に彼の作曲したラスト2曲はポップさ&グルーヴィさが弾けまくり。
 ところが3人の歌声はすっごく稚拙。小倉優子が3人で60's ガール・ポップを歌っているところを想像するといい。気分の悪いときに聴いたら腹が立ちそうですが、でもそれはそれでとてもキュートなのです。
 そんなアホ可愛らしい歌声とドリーミーな楽曲の組み合わせから、同時代の他のガール・ポップ・グループに比べると、妙に場末な雰囲気も漂ってきます。それがまた魅力的。
 CDには傑作シングル『Someday』をボーナス・トラックに収録。カッコ良いリズムにキャッチーなメロディ、キュートな3人の歌声が絶妙です。