本日の1枚 Lexia

kobbanova2005-03-17

 今日は昼から仕事を休んだんだけど、ここ最近の疲れと花粉症とで何もする気になれず。音楽をかけて、ただボーッとしてたら、もうこんな時間。たまにはこんな時間の過ごし方もいいなあ。
 とりあえず今日聴いてたなかの1枚を。


 Lexia / Lexia (LP)
 ジョン・レキシアという人が率いている3人組てことくらいしか分からない謎のグループが、'72年にMGMからリリースした盤。サバービア本などで紹介されていてジャケに見覚えがあったので、再発されたときは何も考えずに即購入しちゃいました。
 そのジャケからなんとなく、小洒落たジャズ、ブラジル系の音を想像してたのですが、針を落とすと1曲目『Good Morning To You』からいきなりヤング・ソウルな歌声にビックリ。ソフト・ロック←→ソウルな曲で構成されています。ストリングス等の美しい音色が奏でるメロディ、憂いを帯びた美しい女性ヴォーカル、男気あふれるソウルフルな男性ヴォーカル等々が織り成す、優雅でグルーヴィな曲たち。ただもう聴き入るしかない名曲ばかりで、文句無しの名盤です。
 前述の『Good Morning To You』は、グルーヴィなソフト・ロック調のサウンドに、溌剌とした女性ヴォーカルで気分はもう大盛り上がり。上品に盛り上がったところで挿入されるバンジョーの音色で、急に下世話な雰囲気に変化しちゃうところとかも面白くていいですね。『Lovelight』も同じくグルーヴィなソフト・ロック。細かく変調していくアレンジがまた素晴らしい。『Lady Rain』は力強いリズムが印象的なメロウ・ソウル。『I Can't Live Without You』はなぜかちょっと牧歌的なアレンジのクワイエット・グルーヴ。他曲でのソウルフルさとは全く趣が異なる清廉な歌声に感激しました。『Carnival』は微妙にブラジリアンなグルーヴィ・チューン。ここではファンキーな男女の掛け合いヴォーカルを披露。