本日の1本 ダイナソー・ファイター カンフーVS巨大恐竜

kobbanova2005-03-30

 タイトルに負けました。
 地球から遠く離れたサイボーグが支配する惑星。この星では、地球から連れてこられた人間が奴隷として働かされ、恐竜がその監視役として人間を見張っている。天国である「地球」を目指して宇宙船で脱出した1人の人間を追って、サイボーグと恐竜たちが地球に飛来して、、、て、ストーリーです。
 まず驚いたのは、恐竜は思いっきり着ぐるみです。安っぽい特撮(とは言えないが)が問題なのではなくて、恐竜の背丈が人間と全く同じくらいなんです。
 ・・・、どこが「巨大」恐竜なんだろう。
 サイボーグはさらに強烈。ただのデブな中年のオッサンです。一応サイボーグらしくカクカク動いてるのがご愛嬌だけど、そのぎこちない動きに合わせて「ウイーン、カシャーン」て効果音が付けられてるのがまたなんとも情けなくていい感じです。
 そして、全然カンフーじゃないアクション・シーン。蹴りで牽制したりはしますが、恐竜もサイボーグも結局は武器で倒します。
 まさにタイトルに偽りあり。大して意味の無いストーリー展開と迫力の無いアクション。最初から最後まで、全く見せ場がありません。
 かつて大山倍達は牛と闘い、ウイリー・ウィリアムスは熊と闘いました。恐竜と闘う、そんな男のロマンを感じるためだけに、見る価値はあるかも。いや、やっぱり無いか。。。