本日の収穫

　TSUTAYAにてレンタル
　・ 木村カエラ / リルラリルハ (CDS)
　・ aiko / 夢の中のまっすぐな道 (CD)
　・ YUKI / joy (CD)
　・ 中島美嘉 / MUSIC (CD)

Music

　中島美嘉は良い。
　以前、本家サイトのレヴューにて、中島美嘉は全盛期の小泉今日子に何かが似ていると書きました。ルックスも歌声も雰囲気も全く似ていないんだけど、そんなんじゃない何かが似ていると。
　今日たまたま本屋で「ミュージック・マガジン」を立ち読みしたら、中島美嘉は周囲の存在を引き込む重力を持っているとの記述があって、なんだかとても納得しちゃいました。キョンキョンに似ているのは、最高のスタッフを引きつける重力の強さなんだ。
　このアルバムには、五島良子や根岸孝旨、小西康晴などが参加し、楽曲もハウス、メロウ・ソウル、ジャズ、レゲエ、ヘヴィ・ロックなど多彩な音にあふれています。どの曲も素晴らしい仕上がりで、彼女を取り囲むスタッフの力量に恐れ入ります。
　そして、そのスタッフの才能を飲み込んで光り輝く中島美嘉の存在そのものが凄い。ハッキリ言って中島美嘉の歌は上手くもなんともないし、歌に関して彼女に特別優れた才能を感じるわけではない。でも、他人の才能を引き込んで自らの光に還元する重力を、こんなに強く感じることは滅多にあるもんじゃないよ。
　一流のミュージシャンたちが腕をふるって中島美嘉て素材を料理する、て表現は誤ってます。中島美嘉は料理される人なんじゃなくて、料理を食べる側の人なのだ。そして僕らは料理を平らげて美しく輝く中島美嘉に魅了されていればいい。
　ただ、葉加瀬太郎まで引き寄せる必要はなかったんじゃないかなぁ。凡庸なバラードなんか歌わせるのはヤメにして、リミックス集とかを作って欲しいところです。