本日の1枚 Lolita A Go-Go!

kobbanova2005-07-16

 すっかりエクスペリメンタルな人にイメージが落ち着きつつあり、「ロリ声」て看板が似合わなくなってしまったカヒミさんですが、音楽性がどう転んでいっても、そのウィスパー・ヴォイスはやっぱキュートで好きです。
 
 Kahimi Karie / Dear Boy (7")
 2001年にリリースされたリミックス・シングル。
 元シトラスの江森氏が始めた、tone twilight records の第1弾シングルとなった作品です。
 リミックスを手掛けたのは Tone Twilight Buhaina Encores(江森丈晃&渡辺正人)で、オリジナルとは全く異なるジャジーなアレンジで仕上げています。
 かなり実験的なジャズ・サウンドはちょっと重苦しいんだけど、そこにカヒミの歌声が漂うことによって、不思議な浮遊感が感じられて面白いですね。
 暗い深海にて押しつぶされそうな圧力下で躍動するグルーヴィさ、て感じの心地良さかな。
 
 この盤、中古屋で見かけて値段の高さにビックリしました。
 シングル盤を集めたCDに収録されているので、そっちを買ったほうがいいと思います。

K.K.WORKS 1998-2000

K.K.WORKS 1998-2000