本日の1枚 from Cover to Cover
今日はYMOのトリビュート盤を聴いてます。
同じYMOカヴァーでも、といぼっくすの『Acoustic YMO』に比べると遥かに演奏の質は落ちますが、面白さ、アホっぽさではこちらに軍配が上がりますね。
Tribute To YMO (CD)
- アーティスト: オムニバス,イルリメ feat.近藤“FAT”啓&池辺“DOPE”景太,クリス・モスデル,ピーター・バラカン
- 出版社/メーカー: ミュージックマインID
- 発売日: 2004/09/08
- メディア: CD
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バンド系の人を集めたという点で、YMOのトリビュートとしてはありそうでなかったものかも。
高野寛やクラムボン、曽我部恵一、スカパラ、果てにはイルリメなどが参加。
やりやすい曲をカヴァーしてることで独自色はなかなかハマッてはいるものの、セニョール・ココナッツのクラフトワーク・カヴァーを聴いたときのような衝撃は感じられません。
ま、でも面白くていいんですけどね。
(01)『ライディーン』(by Low IQ 01)のスカなカヴァーで始まります。単純だけど、結構クセになるハッピーさが好いです。
(02)『千のナイフ』(by Sugizo)は、シンセをギターに持ち替えたようなカヴァーで、ちょっと粘っこすぎるか。
(03)『Cue』(by 高野寛)は見事に自分の空気感に塗り替えていて、その柔らかなグルーヴィさが心地良い。
(04)『以心電信』(by クラムボン)も完全にクラムボンの空気感。穏やかなポップさとキュートさがとても素敵。
(05)『君に胸キュン』(by Sugiurumn、曽我部恵一)はクセのない普通にハウスなアレンジに曽我部恵一の歌声がハマッています。
(06)『Firecracker』(by Ken Ishii)は原曲のオリエンタルさをもう少しテクノで表現して欲しかった。
(07)『Snakeman Show』(by イルリメ)は全くカヴァーになってなくて、それっぽいコントを披露してるだけの代物。アホっぽさではトリビュートと言えるのかも。
(12)『Simoon』(by スカパラ)はユルいカリビアンなアレンジが素晴らしくて、カヴァーの料理センスではズバ抜けてる感があります。
などと色々楽しめますが、一番原曲に雰囲気が近い (11)『The Madmen』(by ショコラ&片寄明人)がお気に入り、て言ったりして。