本日の1枚 Lolita A Go-Go!
全然ロリータでも何でもないですが、声がキュートなので。
ただ、キュートと言っても、このアルバム録音時には40歳近かったはず・・・。
Astrud Gilberto / Love For Sale (CD)
- アーティスト: アストラッド・ジルベルト
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 1996/08/01
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
チェット・ベイカーとの共演が目玉のようですが、それでもかなり評価の低い盤です。
80年代特有の安っぽいポップさが全体を覆い、アストラッドの気だるいヴォーカルもちょっと浮いてしまってる感があります。
ボサ・ノヴァのファンからは当然無視されて然るべきでしょう。
ただ、僕は大好きなんですよ。
なぜかって、プロデューサーがヴィンセント・モンタナ・ジュニアだから。
ヴァイブ奏者で、サルソウル・オーケストラのプロデューサーをしてた人です。
で、当然ながらこの盤にも、サルソウル風のアレンジが随所に施されてるんですね。
その違和感が真性ボサ・ファンには受け入れがたいでしょうが、安物ディスコ・ファンには涎モノの作品に仕上がっています。
特に素敵なのが、かの名曲『The Girl From Ipanema』の新録。
まんまサルソウルなアレンジのディスコ曲なんですよ。チャカポコしたリズムに、ストリングスなどの柔らかな音色が心地良くって、もちろんモンタナのヴィブラフォンもフィーチャーされています。
隠れサルソウル名盤では、とか思ってます。