本日のニュース

 石井輝男監督が死去
 参照:京都新聞「電子版」(↓クリック)
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005081200133&genre=P2&area=Z10
 映画監督の石井輝男が亡くなったそうです。とても残念なニュースですね。
 
 記事では『網走番外地』が代表作として掲載されていますが、僕にとっての石井輝男作品といえば、まずはやはり千葉真一主演の激アホ空手アクションの『直撃!地獄拳』、そして何といっても、タイトルからして放送禁止を免れない『江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間』ですね。
 特に『恐怖奇形人間』のインパクトの強さは強烈で、もうかなり前に観たにも関わらず鮮明に記憶に残っています。
 発狂した半裸の女性たちが踊り狂う精神病院からスタートし、様々な奇形人間が製造されるフリークスの島に至るまで、生理的に気色悪いだけのアングラな映像手法と、アホすぎて緊張感が全く無いサスペンスなストーリー展開は、ただもう笑うしかない凄みに溢れています。実際、映画館では周りのほとんどの客がクスクス笑ってましたよ。
 土方巽の怪演も印象的ですが、最も強烈なのは伝説の大爆発なラスト・シーンですね。花火で打ち上げられてバラバラに弾け散り、「お母さ〜ん!」と叫びながら宙を舞う生首は、今後一生忘れることはないでしょう。
 
 現在入手が簡単な石井輝男のカルト作品といえば、数年前にビデオでリリースされた東映エログロ路線のシリーズものですね。
 近所のTSUTAYAには置いてありますが、『ポルノ時代劇 忘八武士道』とか、タイトルがちょっと借りにくいですね。借りましたが。
 ちなみにその「異常性愛シリーズ」がもうすぐDVD化されるようです。
 
 詳細は↓東映の公式サイトで
 http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/ishii-dvd.html
 
 DVD-BOXには秘蔵写真なども収録されるようですね。
 10月21日リリースか。うーん、金があったら買っちゃいそうだな。