本日の1枚 Participate in Electrical Parade!

 ということで、今日はムーグな音楽を聴きましょう。
 
 Jean Jacques Perrey / Moog Indigo (CD)

Moog Indigo

Moog Indigo

 ディズニー『エレクトリカル・パレード』のテーマ曲でお馴染みの、ペリー&キングスレイの片割れ、ジャン・ジャック・ペリーが1969年にリリースしたセカンド・アルバム。
 タイトルでお分かりでしょうが、全編にムーグを使った電子音楽な盤です。
 彼の作る電子音楽の特徴は、なんと言ってもポップでキュートなことでしょう。適度な実験性をキープしながらも、ユーモアを交えながら、あくまでもポップ・ミュージックの範疇にあろうとする姿勢にとても親しみを感じます。
 
 01. 『Soul City』からムーグが全開です。ビヨビヨとブ厚い電子音にギターが絡んでいきます。
 02. 『E.V.A.』は鐘の音を模した電子音が鳴り響くなか、合成ヴォイスがコラージュされた逸品。サイケさが魅力です。
 04. 『Cat In The Night』はホーンぽいムーグ音がムーディに響くファンキーな楽曲。面白いなぁ。
 05. 『Flight Of The Bumblebee』は高速にリズムを刻むムーグにクラクラ。
 06. 『Moog Indigo』で最高潮に盛り上がります。テープ・コラージュを駆使した作品で、間の抜けたメロディを奏でるムーグと、サイケなギター、ファンキーなオルガン、そして隙間なく挿入されるコズミックな電子ノイズ。ユル〜いようでエキサイティングな実験性を秘めた傑作です。
 07. 『Country Rock Polka』はピコピコな電子音が上下左右をハッピーに駆け巡ります。
 
 サウンドのみならず、ジャケもいいですね。