本日の1枚 Save The Seven Inch!
ドイツのエレクトロニカ〜ヘンテコ・ポップなレーベル Tomlabから、「Save The Seven Inch!」て7" シングルのシリーズがリリースされています。
ラベルに大きくアルファベットが印字されてることから、「ABC Series」とも言われています。
Aから順に始まり、現在、Jまで10枚のシングルがリリースされています。
ヘンテコ・キュートにポップな曲が中心で、その内容もなかなかに素敵なんですが、それ以上に、シリーズ名にもなってるコンセプトが素晴らしいですね。
廃れゆく7インチ文化を救いたいという思いがあるのであれば、とても素晴らしいことですね。
よし、俺が買ってやろうと思ってたのですが、如何せんこのシリーズ、限定たったの500枚しかリリースされません。そのうち何枚が日本に入ってきてるのか不明ですが、当然ながらすぐに売り切れてしまうようで、これまでの10枚のうち、すでに1枚買い逃しています。
7インチ文化=コレクターズ・アイテム、てのはちょっと違うんじゃないかなぁ、とか思ったりしますが。
とりあえず、ジャンルに関わらず7インチ・シングルを紹介していきましょう。
まず手始めに、上記シリーズの第1弾から。
Mark Robinson / Babe Rainbow (7")
これが最初のリリースとなった、「A」の作品。
米国Teenbeatレーベル主催者の人で、重に東海岸のインディ・シーンで活躍してきたギタリストらしい。
A面『Babe Rainbow』は、ガレージ・パンク調のサウンドのうえにジェントルな歌が乗っかるもの。
勢いのある安っぽい音と、勢いのない歌声とのバランスの悪さが素敵です。
B面『Stuttgart Please Please』は、ちょいとヘンテコな轟音フォーキー・ポップ。やかましくも優しいギターの音色が薄い空気間の中で鳴り響くもので、これはかなり好みです。