本日の1本 ミートマーケット 人類滅亡の日
- 出版社/メーカー: J.V.D.
- 発売日: 2004/05/07
- メディア: DVD
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(以下、ネタバレしてますので注意)
まずもう、いきなりチープな画面に驚かされます。なんと、制作費はたったの2千ドルだとか。学生の映画サークルでも、もう少し予算をかけられるでしょうに。そう思うと、また違う味わいを感じますね。超低予算でもここまでやれるとは凄い、って。映像は激ショボでも、観ていてすっごく気持ち悪いんです。
全体的に動きが緩くて、どんな場面でもコメディ・タッチな雰囲気を崩さず、気色悪い映像を見せつける。C級ホラーのポイントはきっちり押さえています。もちろん、シャワー・シーン(ただし、デブ)や、ちょっぴりエッチなシーンとかもちゃんとあります。
この映画の肝は、やはりその気色悪いスプラッタ・シーンでしょう。特に、「協会」での食事に供される人肉をみんなが貪るところ。リアリティは全くないけど、生理的な嫌悪感はバッチリです。ラスト近く、ゾンビに襲われた「協会」の料理人が、腹からはみ出た腸を自分で食うシーンがとても素敵。
さて、そんなカルト集団を率いているのが金持ち青年の「ビル」さん。そう、ビル・ゲイツのそっくりさんなんですね、これが。監督さんはマック・ユーザーなのかもしれません。
基本的に酷い映画ではありますが、最低なのはやはりラスト・シーンでしょう。「協会」の武装兵士を全滅させたゾンビたちが主人公たちに迫り来ると、突然、謎の覆面レスラーが現れて、あっという間にゾンビを皆殺しにします。そんなアホな・・・。
あと、もう1つ最低なのは、人間が人間を食料にするときでも、ゾンビが人を襲って食うときでも、なぜか男性のチ○ポがまず狙われ、噛み付かれます。ゾンビなら、まずは露出している腕とかから食うでしょ、普通。