第１４回セレクト合戦 勝手にレビュー フラマンさん編

　本日のレビューは、フラマンさん。
　今回のテーマは「紅白歌合戦」なんですが、多くの方がさらに裏テーマを設定されています。その中でアイデア大賞を選ぶなら、まだレビューしてませんがＰ５さんの「夫婦対決」か、このフラマンさんの「同曲対決」のどちらかだと思います。
　同じ曲を男女で交互に歌う対決方式なんですが、これは誰もが思いつきそうで実現が困難なテーマですね。ラストを大合唱で締めるのも心憎い演出です。
　いつもはディープなイメージの強いフラマンさんのセレクトですが、今回はライトな雰囲気の曲が多く、気軽に楽しむこともできました。
　
　収録されている曲目は、
　01. Joan Osborne / (Love Is Like A) Heat Wave
　02. The Jam / Heat Wave
　03. Laura Nyro and Labelle / You've Really Got A Hold On Me
　04. The Temptations / You've Really Got A Hold On Me
　05. Incognito / Don't You Worry 'Bout A Thing
　06. The Main Ingredient / Don't You Worry 'Bout A Thing
　07. アン・ルイス / 恋のブギ・ウギ・トレイン (Groove That Soul Mix, Japanese Version)
　08. 山下達郎 / 恋のブギ・ウギ・トレイン
　09. 吉田美奈子 / Liberty
　10. 鈴木雅之 / Liberty
　11. Linda Clifford / You Are, You Are
　12. Curtis Mayfield / You Are, You Are
　13. Artists against AIDS Worldwide / What's Going On? (Dupri Original Mix)
　
　(01) は、ファンク・ブラザーズのドキュメンタリー映画「永遠のモータウン」のサントラから。軽快なウキウキ・リズムに心弾みます。
　(02) は、最初聴いたときは同じ曲だとは気付きませんでした。こっちは知ってるのに・・・。モッズの教科書的な激しい疾走感が素晴らしいですね。カッコいい。
　(03) は、ビートルズのカヴァーが有名な曲ですね。ヒンヤリとした肌触りのソウルフルさにしびれます。これは大好きな曲。イントロの歌声が入る部分からもうたまりませんが、リズムが早まる部分がカッコ良いですねー。コーラスも最高。
　(04) は、甘甘なメロウ・ソウル。完成されたコーラス・ワークに聴き入りました。
　(05) は、僕のセレクトでは上戸彩のリミキサーとして登場したインコグニート、微妙なニアミスですね。軽やかなファンキーさが洒落てていい感じです。
　(06) は、メロウ・ディスコなアレンジで。普通にソウルしているようでちょっぴり奇妙な味わいのあるコーラスも素敵です。
　(07) は、いきなりの４つ打ちリズムにドッキリ。(08)の達郎バージョンしか知りませんでしたが、アン・ルイスでしかもハウスとは、こりゃ参りました。
　(08) は、波のようにザーッと押し寄せては返すグルーヴィさがとても心地良いです。
　(09) は、ゾクゾクとする厳かなゴスペル。幾層もの歌声の重なりが、あまり重たすぎずに凛と響いてきます。
　(10) は、対してこちらはソウルフルな歌声と重厚なコーラスの響きを楽しめます。
　(11) は、爽やかなアレンジのディスコ・クラシック。これが一番のお気に入りです。
　(12) は、カーティス版もライトなディスコ・アレンジ。ブイブイとファンキーなベースと軽やかな音やコーラスが素敵です。
　(13) は、ヒップホップ系アーティスト豪華共演の名曲カヴァー。「紅白歌合戦」の締めに相応しいですね。
　
　↓フラマンさん本人の解説はこちら
　http://fgs.soulful.jp/select/select14.html