第14回セレクト合戦 勝手にレビュー keiさん編

 本日のレビューは、keiさん。
 keiさんのセレクトはいつも素敵なラジオ番組を聴いているような気分になります。
 今回も昔どこかで聴いたような懐かしい気分を満喫できるセレクトでした。穏やかで優しくて、受験勉強の疲れを深夜のラジオで癒されていた時代を思い出しました。
 本物の「紅白歌合戦」も、こんな「いい」曲を聴けるようになればいいんだけど。
 
 収録されている曲目は、
 01. Pilot Of The Airwaves / Charlie Dore (1979)
 02. One Toke Over the Line / Brewer & Shipley (1970)
 03. Walk In The Park / Claudine Longet (1968)
 04. Altogether Alone / Hirth Martinez (1975)
 05. Dream A Little Dream Of Me / The Mamas & The Papas (1968)
 06. Pretty Lady / Lighthouse (1973)
 07. It's A Sin To Tell A Lie / Joe Sample & Lalah Hathaway (1999)
 08. Jealous Guy / William Galison (2004)
 09. Ain't No Way To Treat A Lady / Helen Reddy (1975)
 10. My Special Angel / The Vogues (1967)
 11. Yesterday Once More / The Carpenters (1973)
 12. What A Wonderful World / Louis Armstrong (1967)
 
 (01) は、潤いの素敵な女性SSW。イントロのコーラスからゾクゾクものですが、優しく諭すような歌声と穏やかなポップさが素敵です。いきなりですがこれが一番のお気に入り。
 (02) は、これまた穏やかなポップさがノスタルジックに響くカントリー・ポップ。寒い部屋にポッと暖かみが差し込みました。
 (03) は、ウィスパー・ヴォイスが素敵なA&Mソフロ歌姫。くすぐったい歌声と甘いサウンドがたまりませんねー。途中の語り部分が最高です。
 (04) は、ロビー・ロバートソンがプロデュースした名盤から。しゃがれ声なのにメロウに響く歌声に癒されます。音も柔らかで蕩けそう。
 (05) は、ママ・キャスのファースト・ソロ・シングル。スロー・テンポの穏やかな曲ながら、静かなウキウキ感がとてもいい感じです。ラストの口笛が最高。
 (06) は、フリー・ソウルな味わいの1曲。盛り上げのブラスとコーラスが素晴らしいですね。これは欲しい。
 (07) は、小粋なジャズ小品。コロコロと軽快に跳ねるピアノの音色が素敵。
 (08) は、ブルージーなハーモニカで綴るレノン・カヴァー。ラストにちょっぴり歌声が入るのもご愛嬌。
 (09) は、これまた穏やかさが素敵なMOR。優しいなかにも凛とした力強い響きのある歌声がいいですね。(08)からの繋がりが素晴らしいです。
 (10) は、スペクター系のゴージャスなアレンジの音とコーラス。重層的ながら少しモヤがかかったような柔らかさもいいですね。
 (11)、(12)は、まさに永遠の名曲。音楽を聴く喜びを感じます。
 
 ↓keiさん本人の解説はこちら
 http://penny.boo.jp/music_other_select.html