本日の1枚 

 なんとなくダラダラした音楽を聴いてます。
 
 Pascal Schafer / Dawn (CD)
 
 
 ドイツ KARAOKE KALK から、エキゾなアコースティック・エレクトロニカ
 2004年にリリースされたアルバムですが、60年代映画のサントラぽい雰囲気を前面に出して、ありそうでなかったラウンジ・テイストのポスト・エレクトロニカな作風を試みています。
 薄いラウンジ系サウンドと軽快な打ち込みリズムをベースに、古めかしいジャズの切れ端やヴォーカルなどを其処彼処に配置しています。
 ラウンジ系といっても、ひと昔前に流行ったインチキぽい音ではなく、あくまでもノスタルジックで美しい音にこだわっています。初めて聴いたときは、なかなか目新しい音に思えました。
 モンドな印象も強いですが、全然キワモノぽくなくて、安っぽい音に反比例した清々しく美しさがとても素敵です。
 
 02.『Sad』は、ステレオラブ系のユルさが絶妙なラウンジ・エレクトロニカ。古風なヴォーカルも無理がなく音に溶け込んでいます。
 05.『Melody Express』は、軽快な4つ打ちリズムにメルヘンチックなシンセ音がコロコロと転がっていきます。穏やかな疾走感がとても心地良く、この曲が一番のお気に入り。
 06.『Tanganyika』は、電子音で奏でるマーティン・デニーの世界。