第１５回セレクト合戦 勝手にレビュー めんちかつさん編

　参加していないセレクト合戦（テーマは「真夜中に聴きたい音楽」）ですが、風来坊さんからもセレクトが届きました。ありがとうございます。今日はめんちかつさんの感想。
　
　真夜中のクラブでのライヴ、て感じの選曲かなぁと予想して聴いたので、ビートのはっきりした曲で始まる展開にやや驚きました。なるほど、深夜のドライヴな雰囲気ですね。もちろん隣には女の子を乗せて。
　そのまま女の子とムーディな空気になるのかと思いきや、その後はちょっと怖めの真っ暗な曲が続きます。女の子に逃げられた？
　後半のだんだん夜が明けて朝になっていく流れも素敵でした。もしも僕が今回のセレクト合戦に参加していたら、やはり真夜中から早朝までのイメージで選曲していたと思います。
　
　収録されている曲目は、
　01. Samba Raro / Max de Castro
　02. 100人のガールフレンド / カーネーション
　03. スキャンティ・ブルース / meg
　04. The City / Mark Almond
　05. Ogstell / Sakana
　06. ハーメルン / アナログフィッシュ
　07. Eyes Wide Open / King Crimson
　08. 男のくせに泣いてくれた / 森田童子
　09. Icarus / Ralph Towner & Gary Burton
　10. 天と点 / ナタリー・ワイズ
　11. get out of town / caetano veloso
　12. みみずく / ジャック達
　
　(01) は、Ｒ＆Ｂ歌謡なブラジリアン。ブツ切りなサンプリングとリズムで作り上げられるムーディさはまさに真夜中にピッタリ。
　(02) は、めんちかつさんセレクトには必ず登場するグループ。エレピの音色で包まれるメロウさは都会の夜のイメージ。
　(03) は、フリッパーズのカヴァーで気になってた人。ピコピコした音の使い方とか、15年ほど前のフランキー・ナックルズのようだと思ったら、作曲は岡村靖幸なんですね。これが一番のお気に入りでしたが、買おうと思って検索したらもう廃盤でした・・・。
　(04) は、これでもかと洒落たムーディさで畳み掛けるAOR名曲。囁きかけるヴォーカルがいいですねー。
　(05) は、足取りがフラフラした感じのリズムやサックスとかのアヴァンギャルドさは、80'sニューウェーヴ・ファンクな雰囲気。歌声がクセになります。
　(06) は、メロディアスですが真っ暗な閉塞感を感じました。後半のドカッと爆音しかける部分が好きです。
　(07) は、これ、クリムゾンなんですか。2003年の作品とのこと。ＵＫロック・バンドのバラードぽい曲が、ウネウネしたグルーヴに変化していく中盤部が好いですね。
　(09) は、(08)の深い暗闇に、ほんのりと明かりが差し込む感じかな。淡い色彩感覚が素敵ですね。
　(10) は、高野寛やビッケとかのユニット。曲目を見るまでは、ビートの無い かせきさいだぁ、て印象を持ってました。
　(11) は、コール・ポーターのカヴァー。知性が滲み出てるような、アコギの弾き語りで綴るボサ曲。名曲です。全然関係ないですが、セレクト合戦のお題が「カヴァー」になったときは全曲マイケル・ジャクソンのカヴァーにしようと考えてたんですが、この曲を収録したカエターノのアルバムからメドレーのアレを収録するつもりでした。
　(12) は、グループ名に参りました・・・。
　
　↓めんちかつさん本人の解説はこちら
　http://d.hatena.ne.jp/nota10/20060507