第15回セレクト合戦 勝手にレビュー きよさん編
参加していないセレクト合戦ですが、今日はきよさんの感想です。
いつものSSW路線を予想していたのですが、まるっきり異なるごちゃまぜ路線でびっくりしました。スチャダラパーに始まりザ・バンドまで、次に何が出てくるのか想像もつかない多彩さで、パーティ参加気分で楽しめました。
それにしても、きよさん、ジム・オルークなんて聴いてるんですね。軽い驚きです。
収録されている曲目は、
01. 今夜はブギー・バック (smooth rap) / スチャダラパー
02. Area Code 705 / Cubismo Grafico
03. Short Shorts / The Royal Teens
04. Chattanooga Choo Choo / Guy Van Duser
05. Midnight At The Oasis / Maria Muldaur
06. Movie On The Way Down / Jim O'rouke
07. 妖怪人間ベム / ハニー・ナイツ
08. Ghosts / Albert Ayler
09. Giants Are Dying / Little Creatures
10. Coalhouse And Sarah / Randy Newman
11. First Love / 宇多田ヒカル
12. Theme From The Last Waltz / The Band
(01) は、小山田圭吾が歌うリミックス・バージョン。懐かしい! ふにゃふにゃ加減がいいですね。
(02) は、ソルト・ウォーター・タフィーなネタのハッピーなブレイクビーツ。こういうの流行ってましたねー。結構買ってました。
(03) は、ご存知「タモリ倶楽部」のテーマ曲。もしも今回参加していたら、僕もこの曲は選んでいたと思います。グルーヴィなウネリとサックスや歌声の間抜け感が最高ですね。
(04) は、細野晴臣もカヴァーした、グレンミラー楽団で有名なスタンダード曲をギター・インストでカヴァー。3曲目までのノリノリにハッピーな空気をクールダウン。
(05) は、ブラン・ニュー・ヘヴィーズがカヴァーした名曲。僕はそのカヴァーでこの人のことを知りました。トローンと力の抜けた演奏と歌声。まさに真夜中のオアシスな曲ですね。
(06) は、全裸ハゲおやじジャケが素敵なアルバムから。どんよりと澱んだユルイ空気感がいいですね。真夏の真夜中なダルさ。
(07) は、僕も大好きだったアニメの主題歌。グルーヴィなおどろおどろしさがカッコ良いです。こんなにスウィンギンにジャズしてたんですね。
(08) は、いきなりのフリー・ジャズ。これを真夜中に聴いて寝たら、悪夢にうなされそうですね。ジャズ・ビギナーですが、アルバム聴いてみたいですよ。
(09) は、気が付けばベテランの域に達したリトル・クリーチャーズ。8曲目に続き、スピリチュアルな圧力にドキドキです。小刻みなアコーディオンがちょっぴりヘンでカッコ良い。
(10) は、太田胃散のCMソングでお馴染みの曲。洒落で選曲されたのかと思いきや、ランディ・ニューマンの演奏だとは。
(11) は、これまた意表を突く選曲。宇多田はこうでなくっちゃ。
(12) は、ワルツのインスト。これまでのバラエティ豊かな選曲が走馬灯のように駆け巡るような、メリーゴーラウンドな曲で余韻を残して終了。素敵なエンディングです。
↓きよさん本人の解説はこちら
http://d.hatena.ne.jp/addsomemusic/20060504