本日の1枚

 
 Danuta Rinn, Bohdan Czyzewski / Calujmy Sie (CD)
 
 
 ポーランドの男女デュオ。
 60年代にリリースされた同タイトルのアルバムと、ボートラにシングル6曲を収録しています。
 ジャッキー&ロイ系なデュオなんですが、その歌はとても陽気で、ファニーな魅力に溢れています。
 あんまりポーランドぽくない、普通にイイ感じのジャズ・ヴォーカルものが中心で、軽快なホーンに導かれるスウィンギンな楽曲が続きます。
 大衆的なポップさは、昭和のジャズ歌謡に通ずるものを感じます。
 ボサ〜フレンチ・ポップな雰囲気の曲もありますよ。
 
 01. 『Calujmy Sie』は、コミカルな歌声の掛け合いが楽しいスウィンギン・ジャズ・ポップ。
 03. 『Nie Mow, Ze Daleko』は、ビッグバンド・スタイルに大袈裟な歌い方がなんともユーモラス。
 04. 『Zgineta Mi Dziewczyna』は、軽快なホーンとリズム、親しみやすい歌謡曲調のアレンジにウキウキ。
 06. 『Ile Drog Tyle Stron』は、爽やかなストリングスに微サイケなオルガンが絡むジャズ・ポップ。
 09. 『To Zie』は、A&M系のポップさがソフト・ロッキン。
 11. 『Biedroneczki Sa W Kropeczki』は、フレンチな雰囲気のジャズ・ワルツ。
 12. 『Wezmiemy Tylko Namiot』は、軽やかなスキャットもコケティッシュなヴォーカルも魅力のボサ曲。これがこのCDの目玉でしょうな。