本日の1枚

 秋山奈々 / わかってくれるともだちはひとりだっていい (CDS)

 
 「仮面ライダー響鬼」に出てた16歳の女の子。ジャケ写では伝わりにくいかもですが、動いている彼女はとても可愛いですよ。
 とはいえ、僕は別にこの娘のファンでもなんでもなくて、楽曲を手掛けている面々に惹かれてこのシングルを購入しました。
 
 タイトル曲『わかってくれるともだちはひとりだっていい』は、上田知華樋口康雄の名ソングライター・コンビによる書き下ろし。
 穏やかな雰囲気ながらも高揚感も抜群のポップ・ソング。派手さはないですが、エヴァーグリーンな青春のひとコマを思い起こさせる細やかなアレンジが素敵です。あんまり甘酸っぱくないところが好いですね。
 透明感のある彼女の歌声はちょっと稚拙さが目立って、それがとてもチャーミングではあるものの、この曲には微妙に合わない気も。この曲、他の人に歌ってもらいたかったなぁ。
 
 カップリング『夜明け前』樋口康雄のカヴァー。ピコのアルバム「abc」収録されてる、なかにし礼樋口康雄のコンビによる曲。
 オーケストレーションなどアレンジは今風ですが、空気感は60年代フォーク・ロックしてて、これまた好い曲です。
 で、こちらは彼女の歌声がピッタリはまっています。特にラストの「傷つけた〜から〜」という部分の高音が素晴らしい。
 この声質を活かすにはフォーキーな曲でしょうね。