本日の1枚

 Chantal Goya / Chantal Goya (CDS)

CD EP 3 (Si Tu Gagnes Au Flipper)

CD EP 3 (Si Tu Gagnes Au Flipper)

 
 60's フレンチ・ロリータ。
 日本ではなぜかどうも知名度に欠けるようですが、本国ではフランス・ギャルと人気を2分していたと聞きます。
 1964年に歌手デビュー、'65年にはゴダール監督の「男性・女性」に出演し、人気を博しました。
 これはシングルの再発らしく、その「男性・女性」で挿入歌として使われた『Si Tu Gagnes Au Flipper』を中心に、4曲が収録されています。
 ロリな歌声はやっぱとってもキュートですよ。
 
 01. 『Si Tu Gagnes Au Flipper(恋のピンボール)』は、微妙にサイケ・ジャズな感性の漂うラヴリーなダンス・ポップ。
 「陽のフランス・ギャル、陰のシャンタル・ゴヤ」とよく言われます。実際、ゴヤは陰りのある歌声が魅力ではあるものの、この曲では天衣無縫な面も魅せています。
 冒頭とラストに挿入される音は電話のベルだと思ってたんですが、そうか、ピンボール・マシンの音なんですね。
 02. 『Tant De Joies』は、寂しげなポップ・バラード。アレンジがどことなく和モノ歌謡曲ぽい。
 03. 『Il Court Les Filles』は、子供向けなのか前衛的なのか謎な曲。ズンドコしたリズムにヘンテコなヴォーカルが珍妙なグルーヴィさを醸し出しています。
 04. 『Tu M'as Trop Menti』は、思い切りイエイエなファンキー・チューン。舌足らずな歌声が可愛らしい。