本日の1枚
Salinas / Atlantis (LP)
ブラジル出身のアレンジャー、ダニエル・サリナスが率いる、総勢30名以上のオーケストラで演奏するジャズ・ファンクなアルバム。
基本はフレンチ・ブラジリアンな盤なんですが、例えば同じくフランスのコルテックスのように、プログレ的な要素を強く孕んでいます。
ジャケからしてプログレっぽいでしょ。
ソフト・ロッキン〜ソウル・ジャズに変化するステップの軽やかさと、大人数から成る壮大なストリングスの響きにグッときます。
1曲目『Like A Rainy Night』は、フルートとエレピの流麗な響きが少しずつ不安感を煽っていくスピリチュアルな楽曲。
目玉はやはり4曲目、『ツァラトゥストラはかく語りき』をモチーフにした『Strussmania』。太いベースを芯にリズムが渦を巻き、エレピやストリングスが絡み合い、重厚に膨れ上がっていく様がすっごくカッコ良いです。