本日の1枚

 October Country / October Country (LP)

OCTOBER COUNTRY

OCTOBER COUNTRY

 
 1968年にリリースされた唯一のアルバム。
 ソフト・ロック/ポップ・サイケな名盤でしょう。
 キャッチーなメロディやビート感はバブルガム的ですが、スリリングな曲の展開に、ベースやオルガンの音色はかなりサイケ度が高いです。
 甘口なポップさが、気が付けばグネグネと展開していくようなアレンジ。
 プロデュースはマイケル・ロイド。MGMの副社長としてオズモンズなどを手掛けた人ですが、その抜群のアレンジ・センスにより、美しくも力強いソフト・サイケ傑作が揃っています。
 
 とりあえず、オープニング曲『October Country』がベスト。ソフロ系でキャッチーに始まり、高速で目まぐるしく曲調が変化していきます。クルクル回るというよりも、階段を駆け上がっていくようなイメージの、素敵なサンシャイン・ポップ。
 ポップ・サイケさでは、B面1曲目の『Cowboys And Indians』。これもメロディーがとってもキャッチー。凝ったアレンジの割りに漂うチープな空気感が好いです。