本日の1枚
Cornelius / Sensuous (CD)
- アーティスト: Cornelius,小山田圭吾,Eirik Boe
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 85回
- この商品を含むブログ (524件) を見る
5年振りにリリースされたアルバム。
オープニング曲『Sensuous』は美しい生音エレクトロニカ。曲自体は嫌いなタイプではないのですが、コーネリアスがこんな方向にいっちゃったのか、とちょっと疑問。
と思ってたら、2曲目以降は良くも悪くもコーネリアス節が。
「感覚を喜ばせる」というタイトルどおり、感覚的に心地良い曲が続きます。
例えば、『Breezin'』。1単語ごとに細切れにされたヴォーカルと、細切れのカッティング・ギター、電子音などを配置しただけの曲なのに、その穏やかなループ感が穏やかに快楽的で心地良い。
これまでにリリースされたアルバムのような斬新さはあまり感じないものの、アバンギャルドさはむしろ進んでいて、ただそれを覆うポップさが増しているように思います。
どの曲もよく聴くほどにヘンテコなんですが、それを気付かせずにポップ・ミュージックとして成立させているところが素晴らしいですね。
そして、非ロック的な音楽でありながらも、なんかロック的な感性に溢れています。
スティーヴ・アルビニ meets プレフューズ73 て感じの『Gum』、キュートなアシッドさが素敵なエレクトロ・ポップ『Beep It』あたりがお気に入りです。