第16回セレクト合戦 曲目紹介

kobbanova2006-11-20

 今回のテーマは「秋のなごみ」。
 ちょうど季節は秋なので、今の自分の気分にしっくりくるモノをとりあえずドドッと数十枚選んで、その曲名を並べて裏テーマを見出す、という作り方をしました。
 その裏テーマですが、まずは「年代順」。
 僕の生まれた1968年にリリースされた作品から始まり、ラストは1979年の作品まで、12曲が年代順になっています。
 もう1つはタイトル又はアーティスト名が「空」に関係あるもの。
 本当は秋らしく「月」で統一したかったのですが、試作品を作ってみると「秋のなごみ」からちょっとずれちゃってるような気がしたので断念しました。
 できるだけ流れは崩れないよう工夫したつもりですが、年代順という縛りのため聴き苦しくなってる曲順もありますが、笑って許してください。
 
 なお、今回僕が収録した曲のうちamazonで買える盤については、インスタントストアにて紹介しております。
 
 買って損なし! Store kobbanova
 
 01. Brother Lou's Love Colony / The Moon (1968)
  
 Album『Without Earth』から。
 英国ポップ・サイケな音ですが、米国LAのグループです。なんとなく僕はシタールの音色に「夏の終り、秋の始まり」をイメージしてしまいます。
 
 02. Take Off Your Clothes To Feel The Setting Sun / Wolfgang Dauner Quintet (1969)
  
 Album『The Oimels』から。
 ドイツのピアニストによるジャズ・ロック作品。アシッドジャズ全盛期にグルーヴィなシタール曲として話題になっていた曲です。
 
 03. Flying Up Through The Sky / Oxfords (1970)
  
 Album『Flying Up Through The Sky』から。
 ケンタッキー出身の男女混声ハーモニー・グループ。サンシャイン・ポップなハーモニー、オーケストレーションから秋の高い青空をイメージ。
 
 04. Shooting Star / The Mamas & The Papas (1971)
  
 Album『People Like Us』から。
 ママス&パパスのファンからの評価は高くないものの、ソフト・ロック・ファンからは絶大な支持を受けているアルバムです。壁が押し寄せてくるようなコーラスがたまりません。
 
 05. Love And Sunshine / Heaven Bound with Tony Scotti (1972)
  
 Album『Breaking Up Is Hard To Do』から。
 これまた可愛らしいハーモニーがソフロ・ファンに人気のコーラス・グループ。ラヴ・ジェネレーションの曲をラヴリーにウキウキなノリでカヴァー。
 
 06. Casablanca Moon / Slapp Happy (1973)
  
 Album『Acnalbasac Noom』から。
 今回もまたスラップ・ハッピー入れちゃいました。優雅なようで毒々しさがこぼれる演奏はファウストがバックアップしたものです。
 
 07. And You Never Know / Howdy Moon (1974)
  
 Album『Howdy Moon』から。
 ご存知ヴァレリー・カーターが在籍した3人組。コーラスのアレンジも絶妙ですが、やはりこの曲の肝は柔らかなエレピ。エレピの音色には、肌寒い日に陽だまりで感じる暖かさ、というイメージがあります。
 
 08. Dust Off The Moon / Darling & Street (1975)
  
 Album『The Possible Dream』から。
 なぜかソフロ・ファンからも愛されるフォーク・デュオ。ちょっと呑気でユーモラスな掛け合いがとても好きです。
 
 09. Daylight / Leon & Mary Russel (1976)
  
 Album『Wedding Album』から。
 ウーマック名曲のカヴァーです。AORな彩りはいかにもブラコン、て感じな音なんですが、それを感じさせないソウル臭いハーモニーとのアンバランスさが好きです。
 
 10. Everybody Loves The Sunshine / RAMP (1977)
  
 Album『Come Into Knowledge』から。
 ロイ・エアーズがプロデュースしたメロウ・グルーヴィなジャズ・ファンク・グループ。曲はもちろんロイ・エアーズのカヴァー。深まりゆく秋の夜長をイメージして。
 
 11. Give Me The Sunshine / Leo's Sunshipp (1978)
  
 Album『We Need Each Other』から。
 同じく秋の夜長に、もう1曲メロウ・グルーヴな曲を。10曲目もそうですが、ポヨーンとした浮遊感に秋の夜を感じます。
 
 12. 永遠のFull Moon / 山下達郎 (1979)
  
 Album『Moonglow』から。
 いかにも達郎節なメロディが大好きな曲です。吉田美奈子のコーラスも素敵。
 ということで、満月を眺めながらお終いでございます。