第１６回セレクト合戦 勝手にレビュー けん太さん編

　けん太さんのセレクトは、和モノを中心にしながらも、多彩な音に驚かされました。
　ヒップホップな１曲目からラグタイムな２曲目への曲順なんて、どう考えても無茶なんですが、でもそれが意外に自然な流れに聴こえるから不思議。
　初めて聴く曲が多いのですが、なんとなく懐かしい気分になる選曲でした。個人的にはジャズブッチャーの収録なんかが嬉しいところ。
　ちなみに手持ちは④、お気に入りは③⑥です。
　
　収録されている曲目は、
　01. ボクも / Nitro Microphone Underground
　02. Maple Leaf Rug / Scott Joplin
　03. Alphabet Soup / Justice Sauvage
　04. Mrs. Richie / Harmony Grass
　05. The Map To Our Paradise / Debonnaire
　06. Who Loves You Now? / Jazzbutcher
　07. Sorry, Doesn't Make It Anymore / Rah Band
　08. シルヴィアを聴きながら(demo.ver) / Ahh! Folly Jet
　09. Just My Imagination / Prince
　10. E Isso Ai (The Blower's Daughter) / Ana Carolina & Seu Jorge
　11. 生活の柄 / ハンバート・ハンバート
　12. The Bond Street / les 5-4-3-2-1 with K-taro Takanami
　
　(01) は、いきなりの攻撃的なラップにびっくり。ぼわーんと浮遊感のあるトラックはともかく、こりゃ和んでられません（笑）
　(02) は、次もいきなりのラグタイム。軽妙なピアノの音色にウキウキします。これも和んでられないぞ。
　(03) は、キュートなエレクトロ・トイ・ポップ。女性ヴォーカルも可愛らしくて、こういうのはとても好みです。
　(04) は、イントロの微妙な陰影の付け方に英国らしさを感じます。そしてトニー・リヴァースのヴォーカル・アレンジの妙を堪能できますね。
　(05) は、フォーキーな音と投げやりな歌声とのミスマッチさが面白いですね。
　(06) は、ヘニャヘニャしたスウィング感が素敵。
　(07) は、懐かしの80's シンセ・ポップ。背後でピニョピニョ鳴ってる音がいいですね。
　(09) は、まさかテンプテーションズのカヴァーでしょうか。ブートなのかザラザラした質感に臨場感を感じます。
　(10) は、男２人のデュオだと思ってたんですが、曲目発表見たら片方は女性なんですね・・・
　(11) は、高田渡のカヴァーなんですね。四畳半の世界に英国フォークを持ち込んだような感じ。
　(12) は、ラストはバカラックのカヴァー。これまた懐かしの渋谷系な音にニンマリです。
　
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