第１７回セレクト合戦 勝手にレビュー satou.Bさん編

　satou.Bさんのセレクトは、なんと、全曲ヨーデル。インパクトの強さでは今回間違いなく最強でしょう。
　といっても、決してキワモノではなく、あくまでも音楽として素敵なモノが選曲されています。
　王道ヨーデラーからカントリー・ロック、さらにはサディスティックスやはっぴいえんどまで、様々なタイプの「ヨーロレイヒー」を収録。ヨーデルでこんなに多彩なカラーを集められることがまた凄いですね。
　いやー、ヨーデルをすっかり見直しましたよ。
　ちなみに手持ちは⑧、お気に入りは①⑤⑥です。
　
　収録されている曲目は、
　01. （ヨーデルが出来るかい）海のお兄さん / SADISTICS + 灰田勝彦
　02. シー・ハイル！ / フランツル・ラング
　03. 山の人気者 / フランツル・ラング
　04. 山の牧場の祭り / マイエングリュン山びこ合唱団
　05. Yodeling Robot / ED SANDERS
　06. Yeah, I'm A Cowboy / MIKE JOHNSON
　07. Just A Yodeling For Me / KENNY ROBERTS
　08. 空いろのくれよん / はっぴいえんど
　09. Anyway / LAURA LOVE
　10. Up On Cripple Creek / THE BAND
　11. A Yodeling Addiction / JANET MCBRIDE
　12. Yodeling Lesson / CATHY FINK
　
　曲目ごとの感想です。
　(01) は、硬質でファンキーなリズムに「ヨーロレイヒー」てヨーデルの響きがなんとも素敵でいきなり参りました。
　(02) は、名前も知らなかったヨーデラー。シャープなヨーデルに気分はドイツの山々。
　(03) は、ファルセットでの巻き舌ヨーデルに全身の毛穴が開きそうです。
　(04) は、中盤に挿入されるトライバルで荘厳な展開が面白いですね。
　(05) は、Ｃ級なＳＦ映画のＳＥのようなエコーが醸し出すユルーイ雰囲気がたまりませんね。心に残る衝撃度ではこれが一番。
　(06) は、これまたユルーイ雰囲気が素敵。カウボーイというよりも、ハワイアンなのんびり加減で、そこに何ゆえヨーデルなのか。いいですねー、これ。
　(07) は、今度は本当にカントリー調のスタイルで、軽快さがまたいい感じです。
　(08) は、なるほどこれもヨーデルだ！大瀧詠一のメロディの独自性には耳を奪われますね、やっぱり。
　(09) は、ん、これはヨーデルというよりスキャットに近いですね。
　(10) は、ヨーデルよりもゲコゲコと聴こえる楽器の音色（クラビネット？）が気になります。
　(11) は、キュート＆ファニーな女性ヨーデルにウキウキ。
　(12) は、ラストはヨーデルのレッスンで締め。こりゃもう参りました。
　
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