本日の1枚
Sylvia Vrethammar / Dansa Samba Med Mej (CD)
- アーティスト: シルヴィア・ヴレタマー
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: CD
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スウェーデンの女性シンガー、シルヴィア・ヴレタマーが1971年にリリースしたブラジリアンなアルバム。
北欧らしく洒落たヨーロピアン・ボッサ、という趣もありますが、モロにブラジルな印象を強く受けるのは、彼女の張りのあるグルーヴィな歌声によるものでしょう。
特に、ちょっとエリス・レジーナっぽくもある、低音の歌声の芯の強い振動が素敵。
オープニングのタイトル曲『Dansa Samba Med Mej』は、シコ・ブアルキの曲。スパニッシュなギターに乗せて、スキャットも軽やかに。
続く『Madalena』は、イヴァン・リンス作でエリス・レジーナが歌ってヒットした曲ですが、ややメロウなアレンジでエリス風の歌声を披露。
『Att Fa Resa』は、ジョルジ・ベンのサンバ曲をソウルフルにカヴァー。モッズ調のソウル解釈がカッコ良い。
『Eh La La La La La』は、以前に橋本徹編集コンピに収録されていた曲で、いわばこの再発盤の目玉。ハッピーなソフロ・アレンジに「ラララ」コーラスが爽やかに心地良い。
ジョビン『波』のカヴァー『I Skymningen』は、ソフト・ロックを消化したボッサ・サウンドが耳に優しい。
ラストを飾る『For Han E' Pianist』は、これもジョルジ・ベンの曲をモッズ風にカヴァーしたもので、ファンキーなベースと威勢のいいコーラスに支えられて、彼女の歌声もグルーヴィに響きます。