本日の1枚
Osmar Milito / Nem Paleto, Nem Gravata (CD)
ネン・パレトー、ネン・グラヴァッタ(紙ジャケット仕様)(BOM24124)
- アーティスト: オズマール・ミリート
- 出版社/メーカー: Bomba
- 発売日: 2007/03/25
- メディア: CD
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ブラジル帰国後からノヴェラ(テレビ番組のサントラ)を手がけていたミリートですが、そこで培ったお洒落でファニーでファンキーな感性がいかんなく発揮されています。
レコ屋の「ブラジリアン・ソフト・ロック最高峰」て謳い文句はダテじゃない。
1曲を除いてカヴァー曲ばかり。しかも古い曲が中心なんですが、エレピやフルートの音色を柔らかなグルーヴィさ、穏やかな男女コーラスのソフロ加減など、どれもミリートな曲に仕上がっています。
とりあえずオープニングの『Eu Dei』を聴くだけで、このアルバムの素晴らしさを感じられるでしょう。軽やかに変則的なリズム、じんわりグルーヴィなエレピの音色、穏やかでどこかファニーな男女の歌声。素敵すぎる逸品です。
この盤唯一のオリジナル曲『Mais Cedo Ou Mais Tarde』は、モロにブラジリアン・ソフト・ロックな美しく切ないアレンジがたまりません。「パラッパー」な女性ヴォーカルも素敵すぎ。
ソフロ・テイストのボッサ『A Griga』や『Dose Pra Leao』や『Minhas Razoes』、軽快なファンキーさが心地良い『Nem Paleto, Nem Gravata』、サウダージ感たっぷりのソフト・ロック『Tem Dende』など、捨て曲のない素晴らしいアルバムだと思います。