本日の1枚
Claudine Longet / Let's Spend The Night Together (CD)
- アーティスト: クロディーヌ・ロンジェ
- 出版社/メーカー: SOLID RECOREDS
- 発売日: 2007/05/19
- メディア: CD
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大半がカヴァー曲で構成されたこのアルバム、かなり異色な耳触りが印象的です。
ロック調の曲をソフト&フォーキーにカヴァーしていることもさることながら、アシッド・フォークな曲調に彼女のウィスパー・ヴォイスがたゆたう様子がなんともストレンジな印象を受けます。
ドリーミーで儚げながらも、微妙にエクスペリメンタルなアレンジが素晴らしく、A&Mソフト・ロック作品とは似て非なる魅力に溢れています。
オープニングの『Prologue / While You're Sleeping』で夢心地に幕開け。柔らかなスキャットもドリーミー。
続く、ビーチ・ボーイズ『God Only Knows』での穏やかフォーキーなアレンジでもう心を掴まれました。
ポール・マッカートニー『Every Night』などのソフト・ロッキンなモノも好いのですが、キラキラ感の素敵な牧歌的なアシッド・フォーク『Wake Up To Me Gentle』がこのアルバム一番のお気に入りです。
ニール・ヤングの『Birds』とか、渋い選曲センスもまたいいですね。
アルバム・タイトルにもなったストーンズ『夜をぶっとばせ』のカヴァーがやはり目玉でしょうか。軽いラテン調の演奏にウィスパー・ヴォイス。エキゾティックなムードから発せられるストレンジさは、数多いこの曲のカヴァーの中でも秀逸でしょう。