本日の1枚
Picadilly Line / The Huge World Of Emily Small (CD)
- アーティスト: Picadilly Line
- 出版社/メーカー: Lightning Tree Eire
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: CD
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この再発CDには、シングルやデモなど10曲のボーナス・トラックが収録されています。
とりあえず、ジャケが素敵ですね。
中身のほうはそんなにサイケ・テイストに溢れているわけではなくて、むしろ地味なフォーキー・ポップ。全体的に覆うソフト・ロッキンな柔らかテイストがとても心地良い。
特筆すべきはメロディの良さで、ジェントルな歌声とほのかに暖かげなアレンジと相俟って、うっとりと聴き入ってしまうドリーミーなポップ加減が素敵なんです。
オープニング『Emily Small』は、とってもキュートなソフト・ロック。ふんわり弾むリズムと柔らかなハーモニー、メロディもスウィートで、このアルバムの素晴らしさを予兆させる逸品。
清楚な女性コーラスが美しく絡んでくる『Can You See Me?』は、ちょいとネオアコ的なポップさ。
管弦楽器の音色を活かしたソフト・ロッキン・アレンジの『Your Dog Won't Back』、『How Could You Say You're Leaving Me』が続いた後に、いきなりモッズ風味の『Gone, Gone, Gone』が登場するあたりなんかも面白くて好いところ。時代はスウィンギンだったんですね。
アコギの刻みとフルートの音色が上品に響く『Tumble Down World』などの、地味にフォーキー・ポップな楽曲もまた魅力的です。
ボーナス・トラックに収録されている楽曲は、ポップ度&フラワー度が増して、サイケ・ポップ色が強まっています。音質が悪いのがちょっと悲しいですが、これまたなかなかの良曲が並んでいます。
ちなみに、このバンドのメンバーたちが、後にエドワーズ・ハンドを結成したそうです。
もうすぐ紙ジャケで再発されますよ。
- アーティスト: エドワーズ・ハンド
- 出版社/メーカー: ストレンジ・デイズ・レコード
- 発売日: 2007/12/19
- メディア: CD
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