本日の1枚

 いやぁ、いいですねー、連休。
 年末年始もちょこちょこ仕事が入っていたので、3日間も続けて休めると嬉しい限りです。
 時間が無くて本当に聴きたい音楽だけしか聴けてなかったので、今日はヘンなモノを聴きたい気分。
 
 Group 1850 / Agemo's Trip To Mother Earth (CD)

 
 オランダのサイケ・バンド、1968年のリリース。
 ユニバーサル傘下Rotationからの再発CDで、ボートラ9曲入りです。
 ダッチ・サイケを代表するバンドらしいのですが、このアルバムを聴く限りは、サイケというよりモンド感が強いですね。
 ヘンテコな音のコラージュやテープ逆回転を多用し、カッコいいのか悪いのか分からないウネウネ・サウンドを展開しています。
 もうちょっと普通にすれば素敵なポップ・ソングに・・・、て思ってしまうメロディの良さと、普通に終わらせない珍妙な感性が魅力かな。
 
 美しいコーラスで始まるサイケ・ポップが場末なストリップ・ミュージックに変わってしまう『Little Fly』、プログレ的な大作ながら随所で笑ってしまう要素が散りばめられた『I Put My Hands On Your Shoulder』、カッコよいファンキー・ロックが間抜けなヴォーカルでこける『A Point In This Life』、、、あぁ、もうちょっと普通にすれば・・・。
 ドコドコとグルーヴィなトライバル・リズムにいかにも呪術的なコーラスが絡む『Mother No-Head』(ボーナストラックだけど)が一番のお気に入り。怪獣映画のサントラみたいに始まり、途中で童謡「しずかなかねのね」のフレーズをサイケに演奏したり、仰々しい馬鹿らしさがたまりません。
 
 一応YouTubeで検索したら、あれあれ動画ありましたよ。
 『Mother No-Head』を演奏しているライヴ映像です。