本日の１枚 The Peppermint Rainbow

　The Peppermint Rainbow / Will You Be Staying After Sunday (CD)

Will You Be Staying After Sunday

　
　ソフロ・ファンにはとても評価が高いのに、なぜか一般的にあまり認知度が低いと思われるグループ。
　1969年にリリースされた唯一のアルバムです。
　ポール・レカがプロデューサーを務め、楽曲の多くはそのポール・レカとアル・カーシャが手がけています。
　
　まずいきなりオープニングの『Will You Be Staying After Sunday』で、そのクオリティの高さに驚かされます。いつまでも耳から消えないキャッチーなメロディ、モゾモゾしてくる浮き立つ高揚感。ソフロ名曲の中でもベスト何位かに入る逸品です。
　
　以降続くどの曲もクオリティが高い佳曲揃い。ただ、残念ながらどうも地味な印象があり、質の高さの割りには人気に結びついてないのかなぁ、とか思っちゃいます。
　アルバム・トータルとしても素晴らしい出来ですし、隠れ名盤的な扱いで終わってしまうのが勿体ない名盤です。
　
　ストリングスのアレンジが素晴らしい『Pink Lemonade』、ファンキーにリズムが跳ねる『Run Like The Devil』、いかにもソフロなリズムとホーン・アレンジの『Don't Wake Me Up In The Morning, Michael』、キラキラしたハーモニーの美しさが光る『Walking In Different Circles』、ソフト・ボッサな『Sierra』、ソフト・サイケなレモン・パイパーズのカヴァー『Green Tambourine』、ラストをゴージャスに締め括る『I Found Out I Was A Woman』。どれも本当にいい曲なんですよ。
　
　ちなみに、僕が持ってるのはCollector's Choiceから再発されたCDなんですけど、その後、Rev-Olaからボーナス・トラックてんこ盛りでまた再発されました。これから買うなら断然そっちがオススメですね。
　
　
　The Peppermint Rainbow / Will You Be Staying After Sunday
　
　
　The Peppermint Rainbow / Don't Wake Me Up In The Morning, Michael