本日の1枚 The Growing Concern
The Growing Concern / The Growing Concern (CD)
- アーティスト: ザ・グロウイング・コンサーン
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2008/10/03
- メディア: CD
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米国のサイケ・バンド。1968年にリリースされた唯一のアルバム。
ジェファーソン・エアプレイン系の音ではあるんですが、非常に宗教的なアシッド感が強く、またソフト・ロッキンなフラワーさも素敵です。
もちろんオルガンやファズ・ギターも鳴り響き続けてるし、全体をぼんやりと覆うエフェクトもまたいい雰囲気ではあります。
男性5人、女性2人の7人組グループなんですけど、その女性コーラスがとても素晴らしい。
ただ単に美しいだけではなく、とても神々しいのです。凛とした気品のある透き通った歌声で、そのハーモニーだけを聴いていると、クリスチャン・フォークというよりも英国トラッドな空気を感じます。
まずもうオープニングの『Hard Hrad Year』に完全に参りました。ホリーズのカヴァーなんですけど、重層なオルガンの音色が織り成す幻想的な響きと、神秘的に美しい女性コーラスが素敵すぎ。
続く『Edge Of Time』は、下世話なガレージ・サウンドに神々しく漂う女性コーラスがこれまた素敵。そんな女性ヴォーカルの美しさを堪能するには、ドリーミーなアシッド・フォーク『A Boy I Once Knew Well』が一番かな。
GS歌謡なサウンドを背景にポスト・パンク的なメロディと歌声がカッコいい『What Kind Of Life』、女性ヴォーカルがガール・ポップ風に美しくハモるバッファロー・スプリングフィールドのカヴァー『Sit Down I Think I Love You』とか、オリジナルもカヴァーもいい味のある楽曲が並ぶアルバムです。