本日の1枚 ゾーン・オブ・ザ・デッド
ゾーン・オブ・ザ・デッド
- 出版社/メーカー: トランスフォーマー
- 発売日: 2010/02/05
- メディア: DVD
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囚人護送車を警護中のインターポール捜査官たち。しかし、とある工業地域を通りかかったとき、護送車はゾンビの群れに襲われる。捜査官は囚人を解放、共にゾンビに立ち向かうが、、、というストーリーです。
かなり基本に忠実な作りのゾンビ映画です。
開始しばらくのトホホな映像とストーリー展開により駄作臭がプンプンしておりましたが、捜査官たちが登場したあたりから評価は一変。
だって、ベテラン捜査官役は、『ゾンビ』と『ドーン・オブ・ザ・デッド』に出演していたケン・フォリーなのですよ。
配役だけでなく、台詞や演出もかなり過去の名作ゾンビ映画を意識しています。
低予算ゾンビ映画だと、特撮的なレベルの低さなどを何でどのように補うかがポイントでしょう。
この作品の場合は、ゾンビ映画への愛やリスペクトを充満させることによって、作品の質を底上げさせることに成功しています。
グロいシーンも少ないし、ストーリーにもあまり工夫のない単純なゾンビ映画ながら、なかなかにファン泣かせの作品。
乳出しゾンビ
ウヨウヨひしめくゾンビの群れをどう突破するか、という定番シーンに関しては、なんと、ゾンビを昼寝させるという暴挙に出ました。これは面白いアイデア。
午睡中のゾンビたち
ラストは、ゾンビ集団との大乱闘。銃や日本刀をカッコ良く構えて、バッサバッサとゾンビを倒していく爽快さはいいですが、こうなるともうゾンビ映画ではありませんな。
もう『キル・ビル』とかの世界ですな。
日本刀で首ちょんぱ!
前述のとおり、低予算かつ「普通」のゾンビ映画ですが、最後まで楽しめる良質な作品です。
しかもこれ、セルビア映画なんですって!