本日の1枚 Garland Jeffreys

 Garland Jeffreys / American Boy & Girl (LP)
 
 
 NYブルックリン出身のSSW。白人、プエルトリコ、黒人の血を引く人らしい。
 これは1979年にリリースされた4枚目のアルバムで、ハーブ・アルパートやスライ・ダンバーなんかが参加しています。
 
 ということで、普通に聴きやすいSSWな曲が中心なれど、ジャジーでポップなアレンジが施されていたり、そしてレゲエな曲があったりします。
 なんて書くと、2トーンみたいなもんかと想像されてしまいそうですが、どっちかというとNYパンク的なフィーリングを感じました。
 バラードでの歌声からは、微妙なファンキーさやパンキッシュさが滲み出ていて、なんとなくプリンスあたりを思い浮かべてしまいました。
 
 この盤からは『Matador』がそこそこヒットしたようです。
 ジャカジャカ系で語りかけるタイプの曲なんですが、背後でアーシーに地響きを続ける土着的なリズムがポイント高し。
 
 僕のお気に入りはやっぱレゲエな『Bad Dream』と『Bring Back The Love』。
 ちょうどノリにノってる当時のスライなサウンドに、ちょっと遣る瀬無く響く歌声がまた好し。
 
 
 Matador