本日の1枚 De De Mouse

 De De Mouse / A Journey To Freedom (CD)

A journey to freedom

A journey to freedom

 
 今年リリースされた2年振りのアルバム。実は僕がこのユニットの作品を聴き始めたのはつい最近でして、なので前作からの開きはありません(笑)
 キラキラしたキュートな輝きは相変わらずですが、割りと派手な印象を受けるリズムの曲が多くなっています。
 タイトル的にもスクエアプッシャー「A Journey To Reedham」を意識しているようですが、いかにもソレっぽく高速ドラムンなリズムを多用。
 シンプルなリズムでこそ輝く煌めきが失われている感もありますが、小綺麗なサウンドとドンドコしたリズムが鳴り響く様は、ドラムン世代には懐かしく親しみやすいものであります。
 好きだったんですよ、こんなのが。
 
 ただ、リズムはどうあろうが、デデマウスの世界観は同じ。
 まず冒頭の『my favorite swing』から、アジアン・トライバルな音色で構築されながらも、都会的できらびやかな世界観はやはり魅力的であります。
 また例えば『sweet gravity』なんかを聴いてても、目の前に浮かぶ風景は日本的なのですね、やっぱり。
 そう、これもまた「日本の」ポップスなんだなぁと思い入る。もちろんいい意味で。
 
 『new town romancer』の攻撃的にドラムンなリズム、『journey to freedom』のどんどこどんどこジャングルなリズムが懐かしい。こういう美しい旋律に激しいリズムの曲って、昔は好きだったなぁ。
 『station to stars』のピコピコした音にもまた涙腺を刺激されたり。
  
 アッパーな曲での高揚感も素敵なのですが、お気に入りは『starry mice parade』。
 やっぱこういう可愛いらしいエレクトロ・ポップなものが好きなのでした。
 
 
 journey to freedom (live)