本日の1冊 はだか随筆

はだか随筆

はだか随筆

 昭和29年に出版された随筆集が復刻。
 日常的な事柄に風刺やちょいとエロな視点なんかを織り交ぜて語るユーモア・センスはいかにも昭和らしくて好いのでありますが、なんとなく期待していた「粋」な感性が全く感じられず残念。
 特に女性や障害者に対する偏見に満ちた文章には辟易する。
 ただし、小島功によるカヴァーは秀逸であります。