本日の1枚 Kahimi Karie

 Kahimi Karie / Mike Alway's Diary (CD)

Mike Always Diary

Mike Always Diary

 
 1992年にリリースされたカヒミのファースト・ソロ作品。といっても、名義は「Kahimi Karie And The Cruel Grand Orchestra」となっています。
 この当時は日本のギタポ・シーンがとても活気づいてた頃でありますが、それを支えていた中心人物たる小山田圭吾瀧見憲司がバックに控えているこの作品、まぁ悪いわけないでしょうな。
 とてもライトでちょっとひねくれたハッピーな空気感、この空気感がいかにも90年代初頭っぽくて好いですなぁ。
 
 1曲目は『Mike Alway's Diary』の日本語ヴァージョン。軽やかなリズムとアコギの刻みは、まぁディスロケーション・ダンスの『You'll Never Never Know』そのまんまだとかの指摘もありますが、そのパクリ・センスも含めてとても素敵だと思います。
 カヒミのウィスパー・ヴォイスもただただキュートで、「パパパー」な歌声がたまりませんなぁ。
 マイク・オールウェイとはもちろん elレーベルの人のことでありましょう。
 
 『Get Out Of Your Lazy Bed』は、マット・ビアンコのカヴァー。当時はまぁアシッド・ジャズの全盛期でもありましたが、そのちょっと前の時代の雰囲気、大衆的に洒落たジャジーさが好きでした。
 『Shower To Shower』は、おフレンチなワルツ調の曲にぼんやり激甘なアレンジが、なんだかくすぐったくなるような心地良さで。
 
 
 Mike Alway's Diary (Japanese Version)