本日の1冊 薄妃の恋‐僕僕先生

薄妃の恋―僕僕先生

薄妃の恋―僕僕先生

 「僕僕先生」の第二弾は、連作短編集となってました。
 中国の古典を下敷きにした設定は同様ですが、怪異譚ごとに仲間(?)が増えたりすることで、余計にラノベ的な要素が強まってますね。
 様々な人間の悲哀に巻き込まれながらも、美少女仙人と弟子とのやり取りは緩やかで、そこから絶妙に脱力な心地良さを生み出してます。
 震えるような感動を味わえることは決して無いが、この無難な心地良さを味わい続けたい。