本日の1枚 YMCK & De De Mouse
YMCK & De De Mouse / Down Town (CD)
- アーティスト: YMCK & DE DE MOUSE,YMCK,DE DE MOUSE,moumoon,コトリンゴ,一十三十一
- 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
- 発売日: 2008/09/24
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
YMCKとDe De Mouseがシティ・ポップ名曲をカヴァーした企画盤。2008年のリリース。
当然ながら、YMCKは8bitなピコピコ・テクノ・ポップに、De De Mouseはキラキラしたエレクトロ・ポップにカヴァーしています。
そこはまぁ完全に想定内の音ではありますが、各曲ともなかなかに完成度の高いのですよ、これが。
De De Mouseの音の煌めきはそもそもシティ・ポップ系の楽曲との相性が良くって、すんなりとオリジナルの雰囲気に収まっている感があります。
例えば『メトロポリタン美術館』なんて、もともと元曲がテクノ・ポップ系にアレンジされていたこともあり、何の違和感もなく聴けてしまいます。
コトリンゴの歌声も元の世界観そのままで、音によってキラキラ度が増したような印象。
『ルージュの伝言』はいかにもDe De Mouseらしいイントロにグッときたんだけど、ヴォーカルが入ると一気にユーミンの壁に覆われてしまいました。
もちろんそれはそれでカヴァーとして素敵ではあるんですけどね。
『ダウンタウン』もあくまでも元曲に忠実で、キラキラしたシンセで彩りを添えているよう。
そんな親和性の高いDe De Mouseの音に比べると、YMCKのカヴァーは破壊力がちょっと凄いか。
『ダウンタウン』も『ビューティフルネーム』も、ピコピコな音とキュートな歌声は完全にYMCKの世界観であります。ただ、細かいところまで8bitの電子音で再現した職人技に、オリジナルへのリスペクトを感じたりしました。
お気に入りは、YMCKによる『風をあつめて』。
ピコピコ度も然ることながら、レゲエなリズムとシンセベースに感動。そうか、この曲ってレゲエによく合うなぁ。今度普通にレゲエなカヴァーも探してみよう。
YMCK / ビューティフルネーム