本日の1枚 capsule

 capsule / PLAYER (CD)

PLAYER

PLAYER

 
 今年の3月、前作から1年4ヶ月振りにリリースされたアルバム。まずはジャケが素晴らしいですね、聴く前に参りました。
 なんとなくcapsuleはバキバキにエレクトロな方向に進むのかと思ってたんだけど、結構バラエティに富んだポップな曲調のものが多く、ちょいとひと安心(?)な感想を持つ。
 
 冒頭の『Stay With You』はキラキラした乙女ハウスで、他の収録曲と比べて派手さはないんだけど、細部までのこだわりを強く感じる良曲であります。このアルバムでは一番のお気に入り。
 シンプルだが微妙に変化するリズム、平坦なようでキャッチーなメロディ、キュートに煌めく電子音とそしてキュートなヴォーカル。1つ1つが完璧に「収まってる」のですね。
 
 タイトル曲の『Player』は、90年代初頭のTraxレーベルみたいなアシッド・ヒップ・ハウスで、聴いてるとなんだか昔の自分を突き付けられたようで、なんかちょっと微妙に恥ずかしい気分を感じてしまいました。
 また、『Factory』のようなミニマル志向な曲もちょいと苦手であります。
 
 と言いつつも、ぶつ切りメロウな電子音が素敵な『I Wish You』、アッパーなプニョプニョ感がたまらない『The Music』、
 アーバンにメロウ・ソウルな趣の『I Was Wrong』、高音高速なヴォーカルが心地良い『Can I Have A Word』など、やはりついついリピートしてしまうのでした。
 
 
 Stay With You