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  NEWS / Hot Off The Press (CD)

Hot Off The Press + 2

Hot Off The Press + 2

 
 米国コネチカット出身のサイケ・ポップなグループ。
 1974年にリリースされた盤で、サイケ・ファンからは「幻の名盤」扱いされていたそうですが、韓国Rivermanレーベルから再発されております。
 オープニングの『Radio Blahs』はコラージュで構成されたバリバリに実験的な曲ですが、残りの曲は実は結構普通にウェストコーストしております。
 特に爽やか系のハーモニーは、ファズ・ギターが醸し出そうとする雰囲気をグッと押し込めているよう。
 
 2曲目の『Loser』は熱いロケンロー。でもなんかフニャフニャしたモンド感が漂うんだなぁ。
 続く『Ooo La La』は、ドリーミーなハーモニーを聴かせるフォーキー・ポップ。『Loser』ではストレンジな雰囲気を醸し出していたスティール・ギターも「普通」に鳴り響いています。
 『Farmer's Daughter』は、ハーモニーの効かせ方もメロディ・センスも普通に米国西海岸しています。このあたりが実はこのバンドの真骨頂でありましょう。
 
 お気に入りは『Pine Tree Heaven』と『Misty Day』。
 前者は微妙なサイケ・テイストのカラフル&ドリーミーなポップ・ソング、後者は穏やかなハーモニーと浮遊感たっぷりなサウンドが素敵であります。