クライモリ デッド・リターン

 クライモリ デッド・リターン

 
 キャンプ中の学生が次々と森の中で惨殺される。一方、刑務所から凶悪犯を運ぶ護送車が何者かに襲撃され、看守と囚人たちが森に放り出される。囚人たちは脱出を試みるが、、、というストーリーです。
 
 「クライモリ」シリーズの3作目。パターンは同じで、森の中に迷い込んだ人々を畸形ファミリーが様々な手段で惨殺していきます。
 まずは冒頭からセクシーな姉ちゃんが乳を放り出し、男といちゃつき始めた直後に矢で射抜かれて殺害されます。
  
 目玉もピョーンと気持ちよく飛び出したり。
 
 うおー、こりゃいいわ、と期待も高まりましたが、、、残念ながらその後はスプラッタ度は急に失速。
 脱走を企て銃を持つ囚人たちと看守との駆け引き、囚人たちの仲間割れなど、3流サスペンス・ドラマな物語が主軸に移ってしまい、肝心の畸形ファミリーの出番はあんまり。
 しかも、畸形さんは親子2人だけで、子供のほうは早々に囚人に返り討ちにあいます。
 ドラマを展開する囚人たちを、時々姿を見せる畸形(父)がトラップで順に殺害していく。こりゃそもそもホラー的じゃないし、惨殺シーンに緊張感も恐怖感も全然なし。
 どーせなら囚人たちと畸形ファミリーとの戦闘を描いたほうが盛り上がったんじゃないの。もちろん、スプラッタなシーンもいっぱい散りばめてね。