本日の1枚 赤塚不二夫トリビュート 〜四十一才の春だから〜
V.A. / 赤塚不二夫トリビュート 〜四十一才の春だから〜 (CD)
- アーティスト: オムニバス,ロリータ18号,ECD,曽我部恵一,矢野顕子,こおろぎ’73,デブパレード,HALCALI,ミドリ,電気グルーヴ×スチャダラパー
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS(SME)(M)
- 発売日: 2008/09/24
- メディア: CD
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「天才バカボン」の誕生41周年を記念したトリビュート・アルバム。奇しくも亡くなった2008年にリリースされたものであります。
HALCALI、電気グルーヴ×スチャダラパー、EYE、小西康陽、曽我部恵一など、参加メンバーはとにかく豪華。なのでとても期待して購入したものの、完成度の低さにガッカリして数度しか聴いてませんでした。
久々に耳にすると、、、やっぱイマイチですね。正直言って。
原曲のイメージが強すぎるのか、どう料理しても「文化祭の高校生バンド」みたいな印象を受けてしまうのです。
そんなカヴァーではミドリの『DISCOVER WAR -自衛隊賛歌-』が秀逸。ドドーンと重いジャジーな勢いが圧倒されます。
HALCALIの『すきすきソング』とか、声はとてもハマッているんだけど、なぜだかグッとくるものがない。
いかにも小西康陽な『「おそ松くん」524 Remix』は、逆にそれがこのアルバムでは新鮮に聴こえたり。
オリジナル曲では、ネタ素材では面白さ抜群の電気グルーヴ×スチャダラパー『NA.NO.DA』が、実は世界観も一番赤塚っぽいかな。
あとはまぁ贔屓目かもしれないけど、久々に聴いた矢野顕子の『BAKABON』がポップ・ソングとして素敵に思えました。
で、ラストは『元祖天才バカボンの春』の原曲。やっぱ普通に歌うのが一番いいや。
特筆すべきは、ブックレットにタモリが寄せた文章の素晴らしさ。これを読むためだけにでも、買った甲斐はあったというもの。
矢野顕子 / BAKABON (live)