第24回セレクト合戦 曲目紹介

 今回のテーマは「インスト」。基本的に女性ヴォーカル・ファンの僕にはちょっと厳しいお題。
 ブラジルばっかりになったり、レアグルーヴ系ばっかりになったり、なんて試作を何度か繰り返し、できるだけ飽きないように幅広く収録するよう心がけました。
 アナログから録ってるのが多いのですが、ご免なさい、ちょっと音が悪いので聴き苦しいかも。
 
 以下、曲目です。
 
 01. Candeias / Sambaiana
 
 Album『Candeias』(1976) から。
 アグスティン・ペレイラ・ルセーナがギターで参加していたアルゼンチンのブラジリアン・インスト・ユニット。まずは夏らしいフレンチ・ブラジルっぽくスタートということで。
 
 02. Zakir Hussain / Water Girl
 
 Album『Making Music』(1987) から。
 続いては飛んでインドへ。タブラ奏者、ザキール・フセインのソロ・アルバムから。ヨーロピアン・ジャズなテイストもあり、インド古典音楽的でありながらとても聴きやすいのです。
 
 03. 栗コーダーカルテット / 鉄腕アトム
 
 Album『ウクレレ手塚治虫』(2009) から。
 ウクレレ・シリーズから、手塚アニメの主題歌をカヴァーしたアルバム。微妙な微笑ましさが気に入っております。
 
 04. Herb Alpert's Tijuana Brass / Bittersweet Samba
 
 Album『Whipped Cream & Other Delights』(1965) から。
 インストと聞いてまず頭に浮かんだのは、オールナイトニッポンで頭に刷り込まれたこの曲であります。
 
 05. Gong / Cat In Clark's Shoes
 
 Album『Shamal』(1975) から。
 デヴィッド・アレン脱退後にリリースされたアルバムから、何をしたいのか分からない展開が面白いこの曲を。
 
 06. たかしまあきひこ&エレクトリック・シェーバーズ / 「ヒゲ」のテーマ
 
 7" single (1980)
 ご存じヒゲダンスのテーマ・ソング。オリジナルの『Do Me』ではなく、やはりドリフ版のほうが魅力的であります。本体の音楽よりも、舞台装置を入れ替えるときに流れてたイントロ部分が好き。
 
 07. Jo Jo Bennett & Mudies All Stars / What's My Colour
 
 Album『Groovy Joe』(1970) から。
 夏なのでここいらでひとつレゲエでも。ムーディスクのジョ・ジョ・ベネットが率いるインスト・ユニットのアルバムから。トランペットの音色が暑すぎずいいかなぁ。
 
 08. Roy Ayers / Stone Soul Picnic
 
 Album『Stone Soul Picnic』(1968) から。
 かの名曲をこんなにハッピーなジャズ・ファンクに。バカっぽいけどカッコいい、僕の好きなタイプのカヴァーであります。
 
 09. Mendez Trio / Alegrias
 
 Album『Mendez Trio』(1976) から。
 メキシコのメロウ・ブラジリアン。僕が持ってるレコの中でおそらく最も高価なアルバムであります。女性スキャットをフィーチャーしたワルツ調のこの曲を。
 
 10. Bill Summers / Brazilian Skies
 
 Album『Feel The Heat』(1977) から。
 続けてスキャットもののブラジリアン・フュージョンを。熱いパーカッションに反して爽やかな風を感じる楽曲であります。
 
 11. Ricardo Marrero & The Group / A Taste Of Latin
 
 Album『Time』(1977) から。
 サルサにクロス・オーヴァーな感覚を持ち込んだリカルド・マレーロ。この小品にはその感覚が凝縮されているように思えます。今回のセレクトで一番じっくり聴いて欲しいのがこの曲。
 
 12. Senor Coconut / Katamari On The Funk
 
 Album『かたまりたけし』(2009) から。
 PS3版「塊魂トリビュート」より。セニョール・ココナッツの大馬鹿な曲で締めましょう。名曲をラストに持ってこれないのが、悲しいかな僕のセレクトの特徴であります。
 
 さて、皆さんのセレクトへの感想も明日からボチボチとこのブログに書いていきます。
 
 
 Roy Ayers / Stone Soul Picnic
 
 
 Ricardo Marrero & The Group / A Taste Of Latin