第24回セレクト合戦 勝手にレビュー SHINODAさん編
ジャケに「FUNK」の文字が。なので予告どおりに熱い(暑い)楽曲が続きます。
とはいえ単に暑苦しい曲を並べるのではなく、クールな雰囲気でその暑さを感じなかったり、また昼や夕方や夜のそれぞれの夏模様を感じたりできます。
オルガン・ジャズも好かったのですが、久し振りにJ.B.sとかを聴けたのが嬉しい。この辺のファンクな曲をよく聴いてた時期もあったのですが、すっかり好みが変わってしまっていたので。でもやっぱいいなぁ、ちょっとまた聴き直そう。
収録されている曲目は、
01. 迷信 / DAVID T WAIKER
02. ヘイ・ラウディ・ママ / ジャック・マクダフ
03. レッド・チャイナ・ブルース / マイルス・デイビス
04. リトル・ウイング / ジミ・ヘンドリックス
05. スインギン・アット・シュガーレイズ / ベイビー・フェイス・ウィレット
06. シシー・ストラット / ミーターズ
07. ザ・グラント / J.B.ズ
08. ソーラー / シャーリー・スコット
09. ユア・ラヴ・イズ・マイ・ラヴ / ジョニー・ギター・ワトスン
10. ハウ・ロング・ウィル・イット・ラスト / コーネル・デュプリー
11. ブルース・フォー・マイ・ジミー / ジミー・マクグリフ
12. チェンジズ / キング・カーティス
曲目ごとの感想です。
(01) は、いきなり濃い音色でスタート。ギターを中心として、どの楽器もねっちょり暑苦しい!そんな暑苦しさでも止められないグルーヴ感がこのセレクトの幕開けにふさわしい。
(02) は、続くこの曲は、おっと、オルガン・ジャズだけどちょいと涼しいぞ!クールさが暑苦しさを抑え込んで勝利(?)しています。
(03) は、この南洋系のブルージーな曲がマイルスだったとは。ある意味で一番凄みを感じた曲であります。
(04) は、そしてジミヘンに繋がる。押し寄せるドーンと太い音の塊に圧倒されます。
(05) は、ここで再び小粋なオルガン・ジャズ。洒落てるけどやっぱ暑いです!
(06) は、まずは冒頭の掛け声ですよね!そしてリズムが凄い。ゆったりしたリズムなのに溢れでる怒濤の疾走感は、ヒップホップのネタとしてよりもドラムンな起源を感じたりします。
(07) は、そしてまたヒップホップ・ネタでお馴染みのファンクな楽曲が続きます。僕は80年代にヒップホップ・ネタで使われた曲を探すことで、ブラック・ミュージックに関する知識を広げていってました。なのでなんか懐かしい気分に浸ったり。
(08) は、そしてまたオルガン・ジャズですが、今度はちょいとムーディな都会の夜な雰囲気で。
(09) は、ヴォコーダー使いのエレクトロ・ファンク。確かにギターなのか歌声なのかわからない(笑)
(10) は、ここで爽やかなファンキー・フュージョン。夏っぽくていいなぁ。前曲の影響で、ついついギターの音色がヴォコーダー越しの歌声に聴こえてしまう(笑)
(11) は、濃いめのオルガン・ジャズへ。やっぱこのタイプは夏の夜が似合う。重いけどスピーディな勢いが好し。
(12) は、ファンキーだけどクールさのせいか汗臭さを感じない逸品。軽やかな疾走感と同時に、やはり重いグルーヴ感を湛えています。
ちなみに手持ちは(06)(07)、特にお気に入りは(02)でした。
- アーティスト: ジャック・マクダフ,ジョージ・ベンソン,レッド・ホロウェイ,ジョー・デュークス
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1999/12/16
- メディア: CD
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↓SHINODAさん本人の解説はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1556386209&owner_id=2411674 (mixi)
The Meters / Cissy Strut