第24回セレクト合戦 勝手にレビュー(番外編) P5さん編

 セレクト合戦には参加されてませんが、P5さんが同テーマで仮想作成されたというので交換をお願いしました。
 ブラジルやジャズ系を散りばめながら、要所はソウル系で押さえる。ファンキーさや浮遊感による心地良さとともに、ちょっと暗めにドープな音がとても印象的でした。
 そういえば僕がセレクト合戦に参加するようになったのは、当時に幹事役をされていたP5さんに誘われたからなのですよ。
 ぜひとも本格的復活を望んでおります。
 
 収録されている曲目は、
 01. Theme From Take-Off (Magic Sunset) / 砂原良徳
 02. The Frog / Joao Donato
 03. O Sapo (The Frog) / Roman Andren
 04. Superwoman/Where Were You Last Winter / Yesterdays New Quintet
 05. One To One (reprise) / Syreeta
 06. What's Goin' On? / Weldon Irvine
 07. You've Made Me So Very Happy / Frank Cunimondo Trio
 08. Don't Interrupt The Sorrow / Brad Mehldau
 09. ???
 10. Garota De Ipanema / Zimbo Trio
 11. E Nada Mais / Rio 3
 12. Genghis / Chico Hamilton
 
 曲目ごとの感想です。
 (01) は、ストリングの音色がまさに飛行機系な浮遊感であります。
 (02) は、ファニーなアレンジが施されことの多い蛙さんですが、ここではファンキーに料理。いなたいホーンとドナートのイメージとのギャップがいいですね。
 (03) は、70年代風なブラジル風味のファンキー・フュージョンですが、現在進行形のアーティストとのこと。これは他曲も聴いてみたい。
 (04) は、スティーヴィー・ワンダーのあの曲をドープなジャズに。アブストラクト風な演奏の中を心地良く漂うエレピの音色が好し。
 (05) は、やはりP5さんといえばデヴィッド・T・ウォーカー!そのギターもいいですが、爽やかふわふわなストリングも好きであります。
 (06) は、メロウにラテンな緩やかさがいいですね。実は僕も候補に考えていました。
 (07) は、煌めく軽やかさが心地良い。背後でしっかりファンキーにうなっているベースが好し。
 (08) は、ピアノのみの演奏ですが、空恐ろしくなるような感情のうねりを感じます。
 (09) は、重いエレピの音色が押し寄せるサイケ・ジャズ。これはカッコ良いです。
 (10) は、ピアノを中心としたシンプルな演奏ながらクールなファンキーさが溢れる名盤より。
 (11) は、同じくクール&ファンキーなボッサ・ジャズ。やっぱスキャットがあったほうがいいなぁ。
 (12) は、絡みつく緩やかが熱帯系に暑い。どんよりと現れては消える白昼夢な雰囲気で。
 
 ちなみに手持ちは(01)(02)(04)(05)(06)(11)、特にお気に入りは(03)でした。

Juanita

Juanita

 
 ↓P5さん本人の解説はこちら
 http://d.hatena.ne.jp/howdymoon/20100811