本日の1枚 African Music Machine

 African Music Machine / Black Water Gold (LP)

Black Water Gold

Black Water Gold

 
kobbadiva: ニュー・オーリンズ出身の8人組インスト・ファンク・バンド。Jewel/Paulaレーベルのスタジオ・バンドとして活動していた彼らのレアなシングルを集めた編集盤です。
kobbanova: 今日のような身体が疲れてるときには聴きたくないタイプの音楽だな。
kd: 好きなくせに。
kn: 確かにタイトル曲の『Black Water Gold』は大好きだよ。レア・グルーヴ系の中では最も好きな部類に入る。
kd: ホーンなどの勢いが凄いですね。
kn: 音が「太い」んだよ。俺は技術的知識がないから全然分からないんだけど、なんでこの時代のジャズ・ファンク系の音楽は、こうも「太い」のかなぁ。
kd: 太くファンキーですが、クールさも感じますね。
kn: やたらと威勢がいいだけのファンク・グループとはひと味違うな。ベースが短いループをいくつも重ねていくんだよ。それが産み出すグルーヴ感がカッコいいなぁ。
kd: 『Mr.Brown』などは、いかにもニュー・オーリンズなファンク・サウンドですね。
kn: まぁミーターズっぽくはあるな。けれど『The Dapp』の疾走感なんかは、ドス黒いのが苦手な人でもいけそうだな
kd: 『Never Name A Baby』は、アフロなドス黒さを強く感じますが。
kn: けれども、なぜかあんまり粘っこくないだろ。反復を繰り返すスタイルのせいかな。
kd: ラストの『Camel Time』は、とても濃ゆいですね。
kn: それもサイケ・ジャズ的なグルグル感によって、濃さじゃない「何か」の圧力のほうが高いよ。
kd: やっぱりお好きなんですね、このアルバム。
kn: もっと元気なときに聴きたいよ。
 
 
 Black Water Gold