本日の1枚 Clementine

 Clementine / アニメンティーヌ (CD)

アニメンティーヌ~Bossa Du Anime~

アニメンティーヌ~Bossa Du Anime~

 
kobbadiva: クレモンティーヌがお馴染みのアニメ主題歌をボッサにカヴァーしたアルバムです。歌詞はフランス語か英語で歌っています。
kobbanova: うーん、こりゃ酷いな。
kd: えっ、ダメですか? こんなの好きそうですが。
kn: ヒネリが無さすぎるんだよ。普通にボッサにカヴァーしてるだけではなぁ。
kd: 企画としての面白さもフレンチ・ボッサとしての質も、結構いいカヴァー・アルバムだと思いますけど。
kn: 『バカボン・メドレー』の始まりの部分は好いんだけどな。アコギのみの激薄い音を背景に「ボンボンバカボン」だぞ。なんで最後までこの調子で通してくれないだろう。
kd: 『ラムのラブソング』とか面白いと思うんですけどねー。『崖の上のポニョ』なんかはジャジーなアレンジが見事にハマってるような気もしますよ。
kn: まぁウィスパーな歌声はいいんだけどな。
kd: シンプルなカヴァーであるが故に、原曲のメロディの良さに改めて気付かされた点も評価できると思います。軽やかなサンバ・ポップの『おどるポンポコリン』、いかにもお洒落フレンチ・ボッサな味わいの『サザエさん・メドレー』とか、しっくり耳に馴染んでつい口ずさんでしまいます。
kn: なんか騙されてる感があるんだよなぁ、安直なカヴァーには。
kd: どれかお気に入りはないんですか?
kn: 『風の谷のナウシカ』は好いと思うよ。シンプルなボッサが非常によく合う曲だな。まぁオリジナルが好きなだけなんだけど。
kd: 企画の面白さとしてはどうですか?
kn: 、『ドラえもんのうた』の「ハーイ、タケコプタ」て合間の声にはちょっと笑ってしまったよ。でもなぁ、ボッサなカヴァーってどんどん増産されてるじゃないか。J-POPのヒット曲から何でもかんでも。その中で「光る」ためには選曲の面白さだけではもうダメで、やっぱカヴァー曲としての質の高さが大事なんだよ。選曲の奇抜さだけじゃ物足りないんだな。まぁ、決して悪い出来のアルバムじゃないんだけど・・・。
 
 
 風の谷のナウシカ
 
 
 崖の上のポニョ